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糸井重里さんらが被災地事業者と対話-六本木で「東北復興緊急ギャザリング」

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 六本木ヒルズ(港区六本木6)のアカデミーヒルズで1月13日、糸井重里さんらのクリエーターや東日本大震災被災地の事業者、全国のソーシャルビジネス事業者が集まって復興について話し合う「東北復興緊急ギャザリング」が開催された。主催は、ソーシャルビジネス・ネットワーク(港区南青山1)。

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 ソーシャルビジネス・ネットワークは2010年12月に発足したソーシャルビジネスを実践する社会的企業・企業家による経済団体で、代表理事を務めるのは大地を守る会(千葉市)の藤田和芳社長。

 会議は午前のスペシャルセッション「文明災からの再生~文明災から日本は何を学び、どのように新しいコミュニティーを形成していくのか~」と午後の白熱教室「東北はこうなりたい!~私たちが語る東日本大震災~」を中心に行われた。

 アミタホールディングス(京都市)の熊野英介社長がファシリテーターとなって行われたスペシャルセッションでは、藤田代表理事や陸前高田市の久保田崇副市長、同市にある八木澤商店の河野通洋社長らが復興に向けて課題や近代社会の問題点についてディスカッションを行った。その中で、「この震災が転換点になる」という共通認識が明らかとなり、河野社長は「その上で、子どもたちが希望を持てるような社会にしていくことがソーシャルビジネスのやるべき事」と話した。

 糸井重里さんがファシリテーターとなって行った白熱教室では、河野社長や陸前高田市で新たなまちづくりに取り組む「なつかしい未来創造株式会社」の田村滿社長、年末の花火大会などを手がけたチーム・クレッシェンドの松田宰代表など陸前高田で復興に取り組む人々が集まり、陸前高田の現状を語り合った。糸井さんの「絶望的な状況からどうやって希望を見いだすことができたのか」などの質問に対し、普段では聞けないような被災者の心情を明るく語り合う会となった。

 当日の様子はUstreamのアーカイブで見ることが出来る。次回は陸前高田市で6月、「ソーシャル・アントレプレナー・ギャザリング」を開催予定。

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