六本木のメルセデス・ベンツ・コネクション(港区六本木7)で2月4日、佐伯洋江(ひろえ)さんの個展が始まった。主催はメルセデス・ベンツ日本(六本木1)。
2011年に原美術館(品川区)で行われた「アート・スコープ2009-2011 インビジブル・メモリーズ」展で佐伯さんが発表した作品の中から佐伯さん自身が選んだ作品を展示する同展。展示スペースは今回のために作られたもので、佐伯さん自身がスペースに足を運び、作品の選定、展示の方法まで細かく指示を行い完成した。
同社を含むダイムラー・グループは1991年から日本での文化・芸術支援活動「アート・スコープ」を展開。若手アーティストをドイツに招くプログラム「アーティスト・イン・レジデンス」を行ってきた。これまでに19人がこのプログラムに選出されており、佐伯さんも2010年に同プログラムで3カ月間ベルリンに滞在した。
同社のニコラス・スピークス社長は「佐伯さんの作品は見てすぐに気に入った。緻密でありながらスタイルには独特の雰囲気を持っている。この展覧会でさらにファンが増えると思う」と話した。
佐伯さんは「自動車のギャラリーでもあり、カフェやレストランもあるスペースなので、美術館とはまた違った、たくさんの方に見てもらえれば」と話す。
展示時間は10時~19時。入場無料。今月12日まで