六本木一丁目駅近くのエグゼクティブタワー麻布台に6月1日、農業関連のNPOや企業が集まるシェアオフィス「アグリプラットフォーム六本木」(港区麻布台1、TEL 03-5545-5376)がオープンした。広さ60坪、運営はNPO法人「農家のこせがれネットワーク」(同)。
都会に出て働く「農家のこせがれ」が実家に帰り、都会で培った経験を生かして農業を始めることで農業を変えて行こうという活動に取り組む同NPO。六本木農園(港区六本木6)や「ヒルズマルシェ in アークヒルズ」など六本木エリアでも多くの活動を行っている。
同団体理事COOの脇坂真吏さんは「日本農業の衰退が著しい中、農業変革のスピードをさらに加速させる必要がある。そのためには、『農業を変えていくんだ』という思いを複数でアピールすることでより大きなうねりを生み出すことができるのではないかと思いシェアオフィスを開設した」と話す。「六本木は農業から一番遠いと思われている場所だと思う。そこに農業に熱い思いを持つ企業が集まり、さらに個人が集まることで農業を変えていく場になるのではないか」とも。
現在、同法人とマイファーム、NOPPOの3社が入居しているが、「スペースにはまだ余裕がある」といい、「同じ志を持つ企業・団体」という条件で入居者を募集している。
セミナーやイベントが可能な約20坪のスペースもあり、今後入居企業によるスクールやイベントを開いていく予定。今月6日には、同法人が隔月で行っている恒例イベント「こせがれ交流会」を、30日には「新オフィスお披露目パーティー」を開催する。イベントの詳細は同団体のホームページで確認できる。