麻布十番に8月21日、ビストロ・立ち飲みの「37trente-sept(トラントセット)」(港区麻布十番1、TEL 03-5772-3837)がオープンした。経営はスティルフーズ(港区)。
店舗面積は58.40平方メートル、席数は19席と立ち飲みスペース約10人分。店名に「37」を掲げる店は、「37 Steakhouse & Bar」、「37 CURRY」に続き、六本木エリアで3店舗目の出店となる同社。37はフランス語で「トラントセット」。「居抜き物件との出合いから(社長の鈴木成和さんが)イメージを膨らませた」(店長・勝俣沙恵蘭さん)といい、本格的なビストロメニューとワインを、コストパフォーマンスもよく提供する店として、TPOに合わせたさまざまな使い方ができるよう心掛けた。
半地下の店内は、道路に面した大きな窓から視線を感じることなく、落ち着いた雰囲気を持ち味にするが、店長が女性であることもあり、「女性が1人で訪れやすい」ことも意識した。
メニューは、「レバーペースト」(560円)や、「ラタトゥイユ」(630円)などの軽いおつまみから、「牛ホホ肉の赤ワイン煮」(1,430円)、「マグロのカマ オーブン焼き」(1,680円)、「鶏モモ肉のコンフィ」(980円)などメーンとなる本格的な料理まで。系列店「37 CURRY」の人気メニューで、熟成肉を煮込んで作る「37ビーフカレー」(580円)や、「トリュフ風味のパルミジャーノ鉄鍋ご飯」(880円)など食事としての利用や、締めの一品として日本人が求める「ご飯」もそろえる。
ワインのセレクションは、フードアナリスト・ワインエキスパートの資格を持つレコール・デュ・ヴァン講師の瀬川あずささんが担当。「フランスワインは高級なイメージがあるが、安価でおいしいものを37種類そろえた」(ボトル=2,400円~、グラス=480円~)という。
「六本木と違い、麻布十番は近所に住む人や働く人が、普段着のままふらっと訪れる。食事とワインでおなかがいっぱいになっても2,500円くらいなので、近所の人に居酒屋感覚で使ってもらいたい」と勝俣さん。
営業時間は17時30分~翌3時(ラストオーダー。日曜・祝日は23時まで)。月曜定休(11月まで)。