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ミッドタウンで「デザインタイド」開幕-展示・トークなど多彩に

「DESIGNTIDE TOKYO 2012」会場風景

「DESIGNTIDE TOKYO 2012」会場風景

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 東京ミッドタウン(港区赤坂9)をメーン会場に10月31日、デザインイベント「DESIGNTIDE(デザインタイド) TOKYO 2012」が始まった。

デザイナーのチュー・ケン・キさんの娘(2歳)の落書きから生まれたチェア

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 インテリア、プロダクト、建築、グラフィック、ファッションなど、さまざまなジャンルの新しいデザインやアイデアを発表するイベントとして今年で8回目。今年の会場構成は、インターデザインアーティストの織咲誠さんが担当。「それぞれの個性がありながらも『ゆるくまとめる』ことをコンセプトに、際立つ個性を一つの雰囲気として、全体でパッケージとして伝わることを考えた」という。

 昨年同様、イベントの中核となるのは、デザイナーの新しいアイデアと作品が発表される「タイドエキシビジョン」。ほかに、招待作家による作品展示「タイドフォーカス」、実際のプロダクトを手に取り、デザイナー本人から購入することができる「タイドマーケット」、昨年からスタートしたトークイベント「タイドテーブル」、ショップやギャラリーで開催されるさまざまなプレゼンテーション「タイドエクステンション」という5つのパートに分けて展開。

 「台湾デザイナーズウィーク」として初めて参加したチュー・ケン・キさんの作品は、2歳の娘の落書きから生まれたチェアで、本人が子どものころの落書きを捨てられ残念に思った経験から、「娘の思いを大事に」と作品にしたという(広報のベン・チウさん)。「スタジオニジ」は最新のEL照明「Lactea」を発表。シート状の無機ELをらせん形にカットし、特殊な技術で貼り合わせ両面を発光させたものをつるして立体にする。伸縮性を生かして3パターンの形を生み出すことが可能で、「未来の照明として商品化を目指している」とデザイナーの勝目祥二さん。

 「デザインテーブル」の登壇者は、「デザインの在りか」について話す建築家の谷尻誠さんとグラフィックデザイナーの佐藤直樹さん、「東アジアのデザインシーン:ソウルと東京」について話すデザイナーのKwangho Leeさん、「震災、その後」について話す建築家の芹沢啓治さん、塚本由晴さん、長坂常さん、「メディアと空間」について話すインターフェースデザイナーの中村勇吾さんなど。タイムテーブルは公式ホームページで確認できる。

 開催時間は11時~20時。入場料は、1日券=1,500円(学生1,000円)、3日券=3,000円(同2,000円)。11月4日まで。

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