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六本木のバーで暗闇「多肉植物」展-広島の植物店が企画

展示風景(イメージ)

展示風景(イメージ)

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 六本木交差点近くのバー「FARM / mybar(hy)」(港区六本木5)で11月9日、暗闇に多肉植物を展示する企画展「『Kekkai』~暗闇の中の植物展~」が始まった。主催は叢(くさむら、広島市)。

2階ギャラリーでの展示風景

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 広島市で今年創業した叢は「いい顔してる植物」をコンセプトに、店主自らが日本中を旅して集めた個性あふれる植物を器と合わせて提案する「植物屋」。同じ種類の植物でも一つ一つ異なる表情に合わせて器や植え方を工夫、より個性を引き出す組み合わせを追求する。陶芸家などとのコラボレーションを進めることでさらに植物の可能性を引き出し、その魅力を多くの人に知ってもらおうと全国で展示も行っている。

 展示は、店主自ら会場に赴き、その場の雰囲気や空気感からインスピレーションを得てコンセプトを決定。今回は、同社としても初の試みとなる指物師の高橋雄二さんと照明開発の専門家とのコラボレーションが実現した。「本来、日の光の下で生きる植物を暗闇の中でしかも健康的に生きる場を作る」ことを目標に、新たな展示方法を開発、約6カ月をかけて「Kekkai」と名付けられたLED照明を利用した光の箱を完成させた。

 同社で広報を担当する吉戸三貴さんは「展示会は会場によって雰囲気がガラリと変わる。暗闇の中に展示するという試みは今回初めてで、店主が六本木というまちの空気感を含む六本木のバーという会場からそのようなインスピレーションを得て実現したものだと思う。昼はアート展のように楽しめ、夜は植物を見ながらお酒を飲みながら眺めることもできるので、植物にそれほど興味を持ってこなかった人でも楽しんでもらい、その魅力に気づいてもらえるのでは」と話す。

 展示作品は「Kekkai」を用いた作品20点を含む約50点。作品は全て販売もする。

 開催時間は13時~24時ごろ。日曜・月曜・祝日定休。今月24日まで。

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