西麻布の「ホテル&レジデンス六本木」(港区西麻布1、TEL 03-5771-2469)で開催中の書道家・川尾朋子さんの展示が好評につき7月末まで延長されることになり、8日に同ホテル「COCONOMA」でレセプションが開かれる。
大丸京都店でパフォーマンスをする川尾さん(撮影=石川奈都子)
兵庫県出身、京都在住の川尾さん。6歳から書を学び、国内外での受賞経験多数。2004年より祥洲氏に師事し、書の奥深さにさらに傾倒。「書に生かされている」ことを強く感じ、古典に向き合う日々の中で、代表作である「呼応」シリーズが生まれた。同シリーズは、点と点の間にある空中での見えない筆の軌跡に着目したもので、見えないものを想像することをテーマに表現。NHK大河ドラマ「八重の桜」のタイトルバックにも採用された。
現在、「生活の中にある書」をコンセプトに、同ホテルのエントランスや、レストランのカフェスペース、ニシロクラボなど、至る所に「呼応」シリーズを展示。エントランスには京都・和紙来歩と開発した本銀箔(ぎんぱく)を施したびょうぶなども。レセプションでは7月の新作も加え、川尾さん本人の来場も予定する。
「ホテル&レジデンス六本木という文化発信ができる新しい場所での展示を、海外の方も含め、多くの方に見ていただければ」と川尾さん。
レセプション開催時間は19時~。