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西麻布のホテルSで「文人茶会」-煎茶美風流家元と伝統文化をたしなむ

茶会の様子

茶会の様子

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 西麻布のホテル&レジデンス六本木・ホテルSの「COCONOMA」(港区西麻布1)で7月11日、煎茶美風流家元中谷美風さんがお茶や書画をナビゲートする「文人趣味サロン in 六本木」が開催される。

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 煎茶美風流は奈良を拠点とする煎茶道の流派の一つ。同派では煎茶にかぎらず中国茶や紅茶など、さまざまなお茶をおいしく淹れる所作を学ぶと同時に、「文人趣味」を嗜む「茶会」を行なっている。文人趣味は中国に端を発する概念で教養ある人々(文人)がたしなんでいた詩や書画、思想、生き方、価値観などの総体を示すもので、日本の伝統文化が見直される中で、注目を集めている。同派の「茶会」では、参加者はさまざまなお茶を楽しみながら、茶器や書画を眺め、会話に興じる。

 「文人趣味サロン」は同派の流儀に従い、「茶で遊ぶ」=さまざまな産地で作られたお茶を飲み比べ、聞き茶する「茶歌舞伎」、「アートを弄ぶ」=書画を愛で、伝統工芸品に触れ、こころを癒す、「自然と戯れる」=奈良の山中で採取した草花に触れ、活けて飾る、「茶でもてなす」=もてなす楽しみ。美味しいお茶の淹れ方、美しい所作を体験、「墨で交わる」=墨を磨り、筆を持ち表現する楽しみ。時には家元とコラボも、というコンセプトで「文人趣味」を楽しむというもの。

 ホテルの担当者は「西麻布で大人の夜の楽しみ方を提案できればと企画した。伝統ある「嗜みで遊ぶ」ということを考え、最近話題になることも多い煎茶や文人趣味を取り上げようと、文人趣味の会を美風流の家元に依頼した。これからも、さまざまな企画を考えて行きたい」と話す。

 開催時間は19時~22時。会費=5,000円。参加人数が限られているので参加希望の場合は、事前にホテルまで問い合わせが必要。

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