麻布十番に7月14日、ミラノの人気ジェラートショップ「ジェラテリア・マルゲラ」(港区麻布十番2、TEL 03-5772-3283)がオープンした。経営は、ファッショナブルフーズ・インターナショナル(同)。
店舗面積はデッキ含め28.2坪、席数は17席。1979年、ミラノの郊外・マルゲラ通りで創業し、同店が初の支店となる。「本店はミラノの郊外、閑静な住宅街にあり、麻布の住宅街に雰囲気が似ていた。外国人も多いので、(麻布十番なら)来店者も多く見込めると思った」と同社ディレクターの津金賢慈さん。日本での出店は、「ブランドビジネスとして、味だけではなく、イタリア文化を知ってもらいたい」という思いに応えられるとして実現したという。
オープン前に本店で研修をしたという津金さんは「イタリアでは毎日、朝・昼・晩、老若男女、ジェラートを食べるのが当たり前の文化。年間1人12キロを消費している。特にレストランでディナーを食べた後に立ち寄ることが多く、(同店のある)マルゲラ通りは大渋滞し、ショーケースの前に3重の行列ができるほど人気だった」と話す。その理由に「圧倒的なフレーバー数」「飽きさせない努力」「研究心」を挙げる。
現在、麻布十番店では常時21種類(480円~)を展開。季節のフルーツ「桃」「マンゴー」を使ったジェラートのほか、イタリアの伝統菓子がベースの「カッサータ・シチリアーナ」、キャラメルコーティングしたアーモンドがふんだんに入った「クロカンテ」、ミラノで「人気」だという「ノッチョーラ(ヘーゼルナッツ)」「ピスタチオ」、日本から提案した「抹茶」「小倉」「杏仁」もラインアップに加わった。
ジェラートはカップやコーンで食べるほか、季節のフルーツと2~3種のフレーバーを組み合わせたグラスパフェ「ドポチェーナ」(630円~)や、ビスケットでジェラートを挟んだ「ビスコッティ」(370円~)などもそろえる。ドリンクはエスプレッソ(300円)、カフェラテ、カプチーノ(以上330円)など。
営業時間は11時~22時。