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麻布十番に練りたてアイス店「リタティーノ」-神戸のパティシエが初出店

目の前で練り上げる行程が見える「リタティーノ」店内

目の前で練り上げる行程が見える「リタティーノ」店内

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 麻布十番に5月28日、神戸のパティシエ・佐野靖夫さんがプロデュースした練りたてアイス店「リタティーノ」(港区麻布十番2、TEL 03-3452-0032)がオープンした。経営はリタティーノ(神戸市中央区)。

パティシエの佐野靖夫さん(右)

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 店舗面積は工房を含め20坪。ガラス張りの大きな窓の向こうには調理風景が広がり、「作りたてホヤホヤが食べられることを印象付けた」(社長の松本伸二さん)という。店内に5席、店頭に2席ほどのイートインスペースを設ける。

 佐野さんは「東京製菓学校」を卒業後、「エルドール」(中央区)で修行。セカンドシェフとなり、洋菓子コンテストで数々の賞を受賞。1981(昭和56)年には出身地である神戸市内に自店「レーブ ドゥ シェフ」をオープン。現在関西圏に6店舗を展開し、兵庫県洋菓子協会の役員や、製菓コンテストなどの審査員なども担当する。中でも、特にアイスクリームに定評があるという。

 アイスクリーマーで練られたアイスクリームを、凍らせる前の状態で提供する同店。通常はマイナス20度で保存するが、ここではマイナス6度を保つ。「今まで工場の人間は練りたてがおいしいことを知っていた。30分~1時間しか持たないので、商売としては大変だが、おいしいのが一番ということでチャレンジした」と松本さん。

 「練りたてアイス」(420円)は年間を通じて約35種そろえるが、店頭では常時4種類が入れ替わりで並ぶ。「フランボワーズ」「宇治抹茶」「完熟マンゴー」「煮出しバニラ」のほか、「静岡クラウンメロン」や、神戸の蔵元「灘泉」の酒かすで作られる「酒かすアイス」などのプレミアムフレーバー(470円)も。

 もう一つの看板メニューである、テークアウトできるパフェ(750円~)は、佐野さんが10年間「やってみたい」と考えていたアイデア。試行錯誤の末、特別なパッケージを作り、2時間以内なら状態を保つという。

 「練りたてアイスも、持ち帰れるパフェも、関西どころか日本初の試み」と松本さん。「和洋さまざまなスイーツ店が集まる麻布十番で、食べ歩きのコースに入れていただければ」とも。

 営業時間は11時~20時。

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