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麻布台ヒルズあす開業へ 面積8.1ヘクタール、高さ日本一のビルも

中央広場

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 麻布台ヒルズ(港区麻布台1)が11月24日、開業する。

施設内を見学する記者たち

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 「緑に包まれ、人と人をつなぐ『広場』のような街-Modern Urban Village-」をコンセプトに掲げ、1989(平成元)年に始動した同プロジェクト(着工は2019年)。「都市の中の都市(コンパクトシティー)」と定義し、約8.1ヘクタールの敷地面積の中に約6000平方メートルの広場やオフィス、住宅、ホテル、インターナショナルスクール、商業施設、文化施設などを設けた。緑化も進め、広場のほか低層部の屋上にも植物を植えるなど約2.4ヘクタールの緑地を設置した。

 敷地内で最も南に位置する「森JPタワー」は高さ約330メートルのビルで、「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)の約300メートルを抜いて日本一の高さのビルとなった。53階~64階は住宅とし約1400戸を用意して約3500人が居住することを想定している。7階~52階は主にオフィスとし、総面積は21万4500平方メートルで就業者数は約2万人を想定している。地下1階~4階は商業ゾーンに位置付け、「スターバックス」「麻布台ヒルズカフェ」などのカフェや「鮨 麻布」「蕎麦(そば)前 山都(読み)」「居酒屋 うちやま」などの飲食店のほか、「大垣書店」「麻布台クリニック」「ユナイテッドアローズ ウィメンズストア」「エルメス」などが出店する。

 敷地内には「麻布台ヒルズアリーナ」「慶応義塾大学 予防医療センター」なども開設。来年1月には「麻布台ヒルズマーケット」、2月には「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ」、ホテル「アマン」の姉妹ブランド「ジャヌ東京」もオープンする予定。

 開業を前に今月20日、記者向け内覧会を行った。登壇した森ビル担当者は「約300人の権利者と35年の年月をかけて、官・民・地元が一体となって進めてきたプロジェクト。世界水準の多様な都市機能を高度に複合した都市づくりで、日本経済の活性化と東京の国際競争力強化に貢献していく。関わる人たちが自然と調和しながら、安全かつ心身共に健康で豊かに生きることができる街を目指す」と話した。

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