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南麻布の納骨堂が「宇宙葬」導入 「宇宙遺骨旅行」プランも

7階本堂

7階本堂

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 南麻布の納骨堂「瑞華院 了聞」(港区南麻布5)が葬儀関連の事業を担う企業「SPACE NTK」(茨城県つくば市)と提携し、11月から「宇宙葬」を展開している。

施設内の様子

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 2021年3月に開苑した同所。7階建ての建物から成り、7階には本堂や応接間、3階・4階には参拝室、2階には客殿などを設ける。「自動搬送式」を採用し、遺骨は骨つぼや骨袋に納め、遺骨収納厨子(ずし=墓のようなもの)で保管する。利用者はフロントで参拝受付をすると、コンピュータ管理された厨子が選択された参拝室まで自動で運ばれる仕組み。

 料金は参拝室などによって異なり「霽月タイプ」は192万円~、「令月タイプ」は250万円~、「心月タイプ」は400万円~、「特別参拝室」と位置付けた「天満月タイプ」は800万円~のプランを用意した。それぞれ「生前葬」も受け付ける。

 了聞社長の岩脇洋樹さんは「今年10月に全国の30~80代の男女600人を対象に『お墓やお墓参りに対しての意識調査』を実施したところ、墓に対して親子で話し合いができていない家族の実態が明らかとなった。了聞は心地よい空間で故人と向き合うことができる都内唯一の完全個室の納骨堂。『行きたくなるお墓』をコンセプトに、送られる側、送る側、それぞれの気持ちを汲んだ新しい供養の形を提案する」と説明する。

 今月から導入した宇宙葬は、遺骨を専用の箱に入れ人工衛星に載せてロケットで宇宙空間へ打ち上げる内容。「宇宙散骨プラン(少量)」(55万円)、「宇宙散骨プラン(一部)」(110万円)、「宇宙散骨プラン(1人分全て)」(770万円)などのプランのほか、宇宙遺骨旅行やペットのためのプランなどを用意する。

 「SPACE NTK」の葛西智子社長は「スペースX社のロケットを利用しオリジナルの人工衛星を飛ばしていること、人とペットの遺骨やDNAなどを載せた葬儀が宇宙でできるのは世界初。1人分の遺骨を約5年間人工衛星で周回させるが、最後は大気圏で燃え尽きるプラン。毎日夜空を見上げると、亡くなった大切な人と会うことができる。ロマンとビジネスが融合した新しい形の宇宙サービスを、ぜひ利用していただければ」と話す。

 参拝可能時間は9時~18時。

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