麻布十番のイタリアン「fragment（フラグメント）麻布十番」（港区麻布十番3、TEL 03-6812-6933）が8月23日、オープンから半年を迎えた。

日高弘樹店長

　2月23日にオープンした同店。親会社であるマグロ専門仲卸「やま幸」（江東区）が卸すマグロや、全国から仕入れた魚介を使ったイタリアンを提供する。同じく麻布十番にある鉄板焼き店「HIBACHI」を姉妹店として構えるなどさまざまな業態の店を展開するなかで、初のイタリアンの出店となった。店内には、スタッフ全員の顔を客に覚えてほしいという願いからカウンター席のみを設けた。

　店長を務めるのは日高弘樹さん。高校卒業後に料理の専門学校へ1年間通った後、イタリアンに限らず、都内にあるホテルのレストランでも経験を積むなど、洋食和食問わずさまざまな料理を21年にわたり作り続けてきた。

　提供するメニューは9品から成る月替わりのコース料理（1万6,500円）。20時30分以降はアラカルトメニューを提供し、「鮪（まぐろ）のカルパッチョ」（2,420円）や「ビゴール豚のパンチェッタ　スパゲッティ・アマトチャーナ」（2,090円）などを用意する（季節によって変動）。アルコールは、スパークリングワイン、ビール（1,320円～）などがある。

　日高さんは「全国の旬な魚介を使っているため、江戸前ならぬ『全国前』をコンセプトとしている」と話す。「半年で、地元在住の30～40代の夫婦などに多く利用していただいているイメージ。月1回くらいのハレの日に、ぜひ利用していただければ」とも。

　営業時間は18時～23時。水曜・日曜定休。