六本木ヒルズの田んぼで「御田植祭」-五穀豊穣を祈念

六本木ヒルズ・屋上庭園で行われた「御田植祭」の様子

六本木ヒルズ・屋上庭園で行われた「御田植祭」の様子

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 六本木ヒルズ・けやき坂コンプレックス(港区六本木6)の屋上庭園にある田んぼで5月27日、五穀豊穣(ほうじょう)を祈念する「御田植(おたうえ)祭」が行われた。主催は港区神社総代会と東京都神社庁港区支部。

田んぼに稲を投げ入れる「田植えの儀」

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 春の田植え前に行う「御田植祭」は、米を作る過程での作業の安全と豊作を祈願する祭りとして大切なもの。昨年までは福島県で行われてきたが、今年は主催者側からの依頼を受け、初めて港区随一の水田である六本木ヒルズ・屋上庭園で行われることになった。

 参加神社は烏森神社、日比谷神社、愛宕神社、春日神社、赤坂氷川神社、愛宕神社、乃木神社、東京大神宮、高輪神社、十番稲荷ほか、港区内の神社全24社中、代表17社。

 「修祓」から始まり、「降神」「献饌」「祝詞奏上」「田植えの儀」など、滞りなく約30分間の式典を終えた。

 同庭園は「日本の農の風景」をテーマに田んぼや畑が設営されており、毎年近隣に住む家族やオフィスワーカーを招き、田植えや稲刈りを実施。都心での農業体験を通じて地元コミュニティーの活性化を目指している。本年度の田植えは5月28日を予定。秋に収穫された新穀を神前に供える「新嘗祭」の開催地は今のところ未定。

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