「六本木ヒルズ 春まつり2024」が4月5日、六本木ヒルズ(港区六本木6)で始まる。
「日本の伝統文化」をテーマに開催する同イベント。メイン会場の六本木ヒルズアリーナでは5日、「京都薪能(たきぎのう) 2024 スペシャルプレ公演」を開催。大河ドラマ「光る君へ」で描かれる源氏物語の「葵の巻」を題材に上演する。6日は「杵勝会」の若手演奏家が「長唄」を六本木ヒルズスペシャル公演として披露。7日は「能楽」で、京都の能楽師・橋本忠樹さんが650年続く能の歴史、能面、能装束、演者の所作などについて、ワークショップを交えてレクチャーする。
ワークショップでは、あめ細工師集団「浅草・飴(あめ)細工 アメシン」の職人が「飴細工づくり」の体験教室を行う。和伝統屋台では、めんこなど昔ながらの遊びを体験できる「移動式あそび場」を開く。異文化交流スペースでは、アルゼンチンの特産品を販売するほか、「タンゴ」のステージや体験コーナーも展開する。
同ヒルズ内のホテルやレストラン10店が参加する「六本木ヒルズグルメ屋台」では、「グランド ハイアット 東京」の「春野菜のミネストローネ」(500円)、「インド料理 ディヤ」の「新玉ねぎのチキンティッカマサラ」(850円)、「ヒルズ ダル・マット」の「名物アラビアータ肉団子」(800円)などを用意する。
6日・7日は通常非公開の「けやき坂コンプレックス屋上庭園」を定員制で特別公開する。このほか、毛利庭園や六本木さくら坂では、3月下旬から4月中旬頃にかけて桜のライトアップを行う。
森ビル・タウンマネジメント事業部六本木ヒルズ運営グループの長谷川聡子さんは「当イベントでは、本格的な日本の伝統芸能やパフォーマンスをお楽しみいただけるほか、屋台では春を感じられるメニューを提供する。異文化交流スペースや家族で楽しめるワークショップなども用意し、国籍や年齢に関係なく多くの方に楽しんでいただけるイベント。日本の伝統文化の魅力に触れながら、満開の桜とともに心地よい時間を過ごしていただければ」と話す。
開催時間は、5日=17時~20時、6日・7日=12時~18時。入場無料(一部有料)。4月7日まで。ライトアップは 17時30分~23時(六本木さくら坂は22時30分まで)。