六本木ヒルズアリーナ(港区六本木6)で8月28日、新作映画「ウルヴァリン:SAMURAI」のジャパン・プレミアが行われ、主演俳優のヒュー・ジャックマンさんらが登場、ロケ地の鞆の浦などから多数のファンが詰め掛けた。
同作はアメリカンコミックを原作とする「X-MEN」シリーズ第6作となる最新作で、シリーズの主人公の一人「ウルヴァリン」の日本での活躍を描く。2012年の8月から9月にかけて、日本でも撮影が行われ、増上寺(芝公園4)や上野駅、広島県福山市などがロケ地となった。
同イベントではステージ上に日本家屋を模したセットを設置、シルエットによる「チャンバラアクション」が披露された後、ジャックマンさんが屋根の上に登場、炎が上がる演出もあり、会場からは大きな歓声が上がった。その後、ステージに、ジャックマンさん、共演の真田広之さん、TAOさん、福島リラさん、監督のジェームズ・マンゴールドさんが登場し、あいさつを行った。
ジャックマンさんはまず「ワタシハニホンニキテトテモウレシイデス」と日本語であいさつ、その後「日本で撮影するという夢がかなってよかった。ちょうど1年前この近くでも撮影をしたし、福山市の鞆の浦ではウルヴァリンが観光大使にも任命された。真田広之さんと仕事ができたのは光栄だし、他の共演者たちも素晴らしかった」と話した。マンゴールド監督は「東京の街では、ここだという場所でヒューたちに車から降りてもらって普通の人たちの中でいきなり撮影することもした」と日本でのエピソードを披露。真田さんは「この作品には、この映画ならではの古き良き日本というものが描かれていると思う」と話した。この後ステージに鞆の浦でエキストラとして撮影に参加した人などが登場し、同地の名産品であるバラの花束を贈呈した。ステージでのあいさつの後は出演者、監督がレッドカーペットでファンからのサインや写真撮影に応えるファンサービスも行った。
同作は9月13日からTOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー。TOHOシネマズ六本木ヒルズには、「世界に50体のみ」という「ウルヴァリンの爪」のレプリカを展示する(9月24日まで)。