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西麻布発信のクラフトビール「馨和 KAGUA」香港で大賞受賞-たる販売も開始

「馨和 KAGUA」瓶とたる

「馨和 KAGUA」瓶とたる

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 西麻布に事務所を構える日本クラフトビール(港区西麻布1)の「馨和 KAGUA」が、「Hong Kong International Beer Awards 2013」の「Belgian Style Strong Beer-Dark」部門で大賞を受賞した。

西麻布のコワーキングスペース「NOMADO NEW'S BASE」を拠点に活動する日本クラフトビール

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 「和の食卓に映えるビール」をコンセプトに2012年3月24日に発売。小麦を使った淡色上面発酵の「Blanc」、ロースト麦芽を使った濃色上面発酵の「Rouge」ともに、「特に香りが良い」と高く評価されている国内指定産地のサンショウやユズという「和」ハーブを使用し、特別な酵母による「かぐわしさ」「しっかりとしたボディー」「柔らかな炭酸」を特徴とする。現在、ミシュランで星を獲得した本格日本料理店から、ニュースタイルの和食店、フレンチ、イタリアン、焼き肉、しゃぶしゃぶの店まで、世界200店以上の飲食店で取り扱われている。香港では2012年9月から販売。

 同社の山田司朗社長は、20代でベンチャーキャピタリストとしてキャリアをスタート。2003年から2006年までのヨーロッパ在住中、多様な「ビール文化」と「和食人気」に感銘を受け、「日本発の和食に合うビールを造って世界中の人々に楽しんでもらいたい」と起業を決意。2008年より本職の傍ら、ビール事業の準備をスタートさせ、2011年9月、同社を設立した。

 試行錯誤の末完成させた「馨和オリジナルレシピ」を「高いレベルで具現化できる知恵と経験、好奇心を兼ねそろえた」作り手として、ベルギーのゲント郊外の醸造家と巡り会い、交流を深める中で「信頼して生産を委託できる」と判断、業務提携した。最初に商品化を計画してから実に4年間、14の試作品を経て、理想のビールを完成させた。

 発売以来「お客さまからの要望が多かった」ことから8月8日、「たる」販売を開始。通常商品同様、無ろ過で熱処理を行わない「馨和 KAGUA」を、16リットル入りのPET製だるで提供。広域六本木圏でたるが飲める店は、「豚組 しゃぶ庵」「シャムロック」(以上、港区六本木)、「CRAFT HANDS」(麻布十番)など。現在インターネットでは、大賞受賞を記念した「馨和 KAGUA」Rougeの6本詰め合わせセット(3,780円)や、長期熟成向きに仕上げた2013年限定醸造の「馨和 KAGUA」Rouge Special Edition(3,045円)などの商品も限定販売している。

 「香港では近年クラフトビールへの注目度がものすごい勢いで上昇しており、世界中から最高のビールが集まっている。今回受賞したビールはどれも国際的に非常に高い評価を得ているものばかりで、そういった尊敬すべきビールと肩を並べるというのは本当に望外の喜び」と喜びを語る山田社長。

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