東京ミッドタウン(港区赤坂9)で開催中の東京ミッドタウンデザインタッチの「マツダ魂動デザイン フィロソフィー展示」で、マツダ(広島県)が11月発売予定の「新型アクセラ」を公開している。
プラザ1階キャノピースクエアで行われている同展示。マツダが身近なデザインの楽しさを紹介するデザインタッチに参加するのは今年で2回目。展示は昨年に引き続き「乗る人と車の関係をよりエモーショナルなものにしたい」というマツダのコンセプトを体現する「魂動(こどう)」デザインを紹介。同デザインを採用した3車種4台(「アクセラスポーツ」「アクセラセダン」「アテンザワゴン」「CX-5」)を展示する。
このうち、アテンザ2台は11月21日発売予定の新型モデルで、マツダの最量販車種であるアテンザに魂動デザインを採用した最初のモデルを発売前に実際に見ることができる。魂動デザインは、アテンザが今年のワールドカーデザインオブザイヤーでジャガーFタイプ、アストンマーチン・ヴァンキッシュと並び、ベスト3に選ばれるなど国際的な評価が高い。
同社広報の小林光紗人さんは「コンパクトなアクセラでこれまでと同じデザインを表現するのが難しかったと聞く。デザイナーによると、魂動デザインは筋骨隆々なライオンではなく無駄がないチーターのイメージで、決して華美ではないが飽きられないところは日本の美にも通じるものがあるのではないか」と話す。
今回の展示では、4台全てを「ソウルレッド」と名付けるメタリックな赤で統一。「この色はこのデザインに欠かせないもの。ショーカーのような色合いを量産車で表現するために通常2層の塗装を3層で行い、光の角度によっていろいろな色に見えるようにしている。それによって微妙なボディーラインを美しく表現できていると思う」と小林さん。
また「六本木はデザイン感度の高い方が多くいらっしゃるので、昨年も好評だった。これまで外国車に乗っていたような方がマツダ車に興味を持ってもらえるようにもなってきているので、これでより認知度が上げられれば」とも。
展示時間は11時~19時。10月27日まで。