グランドハイアット東京向かいの生花店「flower kitchen of porters」（港区西麻布3）で6月28日、不要になった洋服を「物々交換」するイベント「SWAQ（スワック） vol.3」が開催された。

　不要となった洋服を持参することで参加でき、会場内にある洋服を10点まで無料で持ち帰ることができるという同イベント。今回が3回目の開催で、参加者は持参した洋服一つ一つに服の思い出や新しい持ち主へのメッセージを書くことで、次なる持ち主と交流を図ることができるという仕掛けも用意する。

　会場はウイメンズとメンズ＆キッズの2部屋に分かれており、洋服は一般のショップのようにラックなどの什器にハンガーなどで整理して陳列。参加者はメッセージを見ながらじっくりと洋服を選ぶことができ、試着も可能。

　「90年代後半にアメリカで始まった」という同スタイルのイベントは日本でも「xChange（エクスチェンジ）」などの名称で、エコやファッションに興味のある層に普及しつつある。

　SWAQ TOKYO代表の千々岩さんは「アメリカからイギリス、カナダ、オーストラリアと世界各国に広がっているこの取り組みに興味を持ち、イベントを企画した」と話す。

　来場者の多くは20～30代の女性。ドリンクや軽食も用意されているので、服と服だけではなく来場者同士の交流も生まれ、にぎわっていた。次回開催は8月23日を予定する。入場料は500円。