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六本木男声合唱団が初のミュージカル-鳩山元首相のラブシーンも

「ウェスト・サイズ・ストーリー」について話す団長の三枝成彰さん

「ウェスト・サイズ・ストーリー」について話す団長の三枝成彰さん

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 六本木男声合唱団倶楽部(通称=六男、ロクダン)が2015年1月14日・15日、Bunkamuraオーチャードホール(渋谷区)で初のオリジナルミュージカル「ウェスト・サイズ・ストーリー」に挑戦することを発表した。

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 1999年、エイズ・チャリティーのために特別編成された20数人の著名人による「元美少年合唱団」をきっかけに、「一度だけで終わらせるのはもったいない」と、ケント・ギルバートさん、浅葉克己さん、三枝成彰さんにより再結成。星条旗通りのバー「ザ・クレードル」が練習場所だったことから「六本木男声合唱団倶楽部」と名付けられた。以来15年にわたり国内外でさまざまな活動を重ね、現在の団員数は約200人。「日本を老人から元気にしよう。体が動くうちに思い切り好きなことをやってみたい」と同ミュージカルの開催を決めたという団長の三枝さん。

 ストーリーは、「ウェスト・サイド・ストーリー」に憧れた世代(平均年齢62.3歳、平均ウエスト89.4センチ)が、当時の象徴だったNYウェストサイドのバスケットコートに建つ老人介護施設「ウェスト・サイド・オールド・ホーム」で巻き起こす抗争を、涙あり、笑いあり、ロマンスありの、歌って踊るコメディーで展開していく。音楽監督を三枝成彰さん、脚本を福島敏朗さん、演出を三枝健起さん、美術をわたせせいぞうさんが務め、鳩山友紀夫(由紀夫)元首相や、参議院議員の柿沢未途さん、ケント・ギルバートさん、アナウンサーの小倉淳さん、露木茂さんをはじめとした120人が出演する。

 見どころは、出演者の半数が女装をし女役を演じること。ムダ毛を除毛し、エステに通いながら練習に励んでいるという女役の鳩山元首相は、「最近は女性らしく歩いてみたりしている。ラブシーンもあるが、本番でだけやることになっている」と照れながら明かした。最年長の佐久間曻二さん(83)はパナソニックの元副社長でWOWOWの前社長。「ミュージカルはどうしようかと思ったが、冥土の土産になると思った。周りの人たちに優しく支えられながら頑張っている」と意気込みを見せた。三枝さんは「土日は1日12時間、平日も夜は練習。慣れないことで体中が痛くなり、大変だけど楽しい。死ぬ前にこんなことをやっていたという遺言みたいなものかな」と会場を沸かせた。

 チケットはS席がすでに完売。公演のメーキングと本編はBS朝日で放送することが決まっている。

 開演は、14日=19時、15日=13時・19時(3回公演)。料金は、プラチナ席=3万円、S席=2万円、A席=1万5,000円、B席=1万円、C席=6,000円。

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