東京タワー(港区芝公園4)で3月19日~22日、ラジオ放送90年を祝う「放送90祭」が開催される。主催はNHK(渋谷区)。
2015年3月は日本でラジオ放送が始まって90年の節目。長年電波塔として放送を支えてきた東京タワーで、ラジオの人気番組の公開生放送や放送の歴史と未来を見つめる展示、放送の仕組みを体験できるコーナーなど、家族で楽しめる内容を展開する。
21日は、中川翔子さん、あべあきらさん、藤崎弘士アナウンサーによる公開生放送「アニソンアカデミーSP 電波の聖地 東京タワーから生放送だぁっ!!」を開催。講師(ゲスト)に「アニソン界の大王」ささきいさおさんを迎える。そのほか、日本の最新の音楽とアーティストを世界に発信する音楽番組「J-MELO」の公開収録、タレントの松村邦洋さんがものまねを交えて歴史の魅力を語り尽くす歴史エンターテインメント番組「DJ日本史」、「みんなでつくるラジオドラマ」「ワールドミュージックステージ」「クラシックステージ」「どーもくんと踊りまショー」など、バラエティーに富んだプログラムを予定する。
特別展示では、「ようこそ!放送90年の世界へ」と題し、日本のラジオ・テレビ放送の歴史をひもとく展示や、「見て」「聞いて」遊べるコーナーを展開する。最新デジタルアートとして、チームラボが制作した2015年大河ドラマ「花燃ゆ」のオープニングにちなんだインタラクティブデジタルインスタレーション『言葉はつながり、そして、世界を変えてゆく-大河ドラマ「花燃ゆ」-』を展示。一つ一つの文字が流れ落ちてきて、人の影が文字に触れると、その文字が持つ世界が現れ大河ドラマ「花燃ゆ」のタイトルバックの世界を作っていくという。
国際放送開始から80年でもあり、NHKが世界に発信する番組の魅力や、世界各国の芸能・文化などを体験できるコーナーなども展開する。
開館時間は10時~18時。入場無料。タイムテーブルはホームページで確認できる。