東京ミッドタウン(港区赤坂9)に4月3日、伊勢丹のセレクトストア「ISETAN SALONE」など6店舗が新規オープンする。
2007年の開業以来「上質なライフスタイル」を提案することを目指し、定期的にテナントの入れ替えを行ってきた同施設。複数の店舗を入れ替える大規模なリニューアルは約2年ぶりとなる。
「ISETAN SALONE(イセタンサローネ)」は、伊勢丹新宿本店が「商品とアートの融合」をテーマにセレクトしたレディスファッションや雑貨、コスメを提案する新業態のセレクトストアで、ガレリアの1階と2階の2フロアで展開。内装は「新素材研究所/杉本博司+榊田倫之」が手掛け、屋久杉、ヒノキ、十和田石、敷瓦などの日本の伝統的素材にこだわった。
杉本さんは「現代美術家として写真を現代美術の水準まで高めたという自負がある。セレクトショップを作るのも商品を素晴らしい物に見せるという部分では同じこと。一番の特徴は南面の窓を障子のようにして柔らかい光で見せるようにしたこと。化粧品売り場になっているが、2~3倍美しく見える光だ」と話す。
三越伊勢丹ホールディングス(新宿区)の大西洋社長はオープニングセレモニーで、「百貨店はお客さまとの関わり合いの中でしか成長できない。大規模店がなかなか作れない中、ファッションという切り口では初めての中型店舗を作ることができた。毎日の接客と六本木という場所で評価される商品をそろえられているかが問われる店。2回目に来ていただいた時にもいい店だと言われるようにしなければならない」とあいさつした。
「PALETAS(パレタス)」(鎌倉市)は主に国産のフルーツを使ったフローズンフルーツバーの専門店で、4店舗目の出店。季節の果物を使った約20種類のフローズンフルーツバーを用意し、約3カ月で入れ替える。同店は同社初となるカフェスタイルの店舗で、フルーツタルトなど限定のメニューも提供する。席数は35席。現在販売しているのは「ミガキイチゴ」(580円)、「レモンジンジャー」(400円)、「トマト&バジリコ」(480円)など。
「bamford(バンフォード)」は英国のオーガニックブランドで同店が国内初の旗艦店。「ボタニックバスソルト」(5,000円)、「ゼラニウムハンド&ボディウォッシュ」(4,500円)などの商品を販売するほか、国内初となる「バンフォード ヘイバーン スパ」を併設する。メニューは、異なる温度の翡翠(ひすい)を用いたオイルトリートメントを行う「バンフォード シグネチャー トリートメント」(90分、2万円)、フットバスとハンドマッサージを組み合わせた「バンフォード ディ ストレス マッサージ」(55分、1万2,500円)、オイルを利用した中国式リフレクソロジーの「フットリフレクソロジー」(45分、6,500円)など。
そのほか、ジュエリーの「TASAKI(タサキ)」、コスメティックの「Aesop(イソップ)」、リラクセーションサロンの「Grand Raffine(グランラフィネ)」が出店する。
営業時間は11時~21時。