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六本木で写真展「365 PHOTO EXHIBITION」 女性写真家が1日1枚撮影

展示の様子

展示の様子

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 六本木、芋洗坂のストライプハウスギャラリー(港区六本木5)で4月3日、アマチュア写真家の藪田千晴さんの個展「365 PHOTO EXHIBITION マトリョーシカな日々」が始まった。

藪田千晴さん

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 藪田さんは書店員とグラフィックデザイナーとしての仕事をしながら、毎日1枚の写真を撮影し、SNS上で公開するアマチュア写真家としても活動している。藪田さんが活動を始めたのは約4年前の東日本大震災の直後。「何かよりどころになるものが欲しくて毎日写真を撮ってみようと思って始めた。SNSもその時に初めて毎日写真をアップすることにした」という。1年後には1年間撮りためた写真をまとめて同ギャラリーで写真展を開催、そのまま活動を続けて今回が4回目の個展。

 写真は大きなものから小さなものまで6種類の大きさにプリント、4月から1カ月ごとにまとめて12のブロックで展示する。今回は同じ縦横比で大きさの異なる6つの「マトリョーシカ」額縁を用意し、一部の写真は額縁に入れて展示している。

 被写体となっているのは、日常で見かけるさまざまな風景で、道端に咲いた花や街行く人のスナップ、動物、食べ物などさまざまで、テレビ朝日や六本木ヒルズなど六本木かいわいが被写体になったものも多い。薮田さんは特に写真を勉強したこともなく、現在撮影に使っているカメラもいわゆるコンデジなので、親しみやすい写真が多いのも特徴。藪田さんは「被写体にするものは単純に『あっ』と思ったもので特に基準はない。ちょっと面白かったり不思議だったりする風景が好きなので、そういうものは多いかもしれない」と話す。

 作品は全て購入が可能で、一番小さいものは額に入れて500円で販売する予定。その他の写真も「部屋に写真を飾ったりする習慣が広まってきているように思うが、高くてなかなか手を出せないという人も多いと思うので、手に入れやすい金額で売ることができれば」という。

 「写真を撮ることで気持ちのクールダウンにもなって写真に助けられている部分もあるし、撮ったその日のうちにアップすることで、見てくれる人も反応してくれるのがうれしい」とも。

 開催時間は12時~20時。展覧会終了後にも、同ギャラリーの入り口ウインドーを使い月替わりで作品を展示予定。

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