森ビル(港区六本木6)は六本木ヒルズ(同)などで5月3日から、「ヒルズ街育(まちいく)プロジェクト 春の探検ツアー」を開催する。
同プログラムは同社が培ってきた街づくりのノウハウや街の魅力を地域や子どもたちに伝えるとともに、楽しく学びながら次世代の都市の在り方を共に考えていく取り組みとして2007年から開始。六本木ヒルズやアークヒルズ、虎ノ門ヒルズなどを会場に、これまで延べ6000人以上が参加した。例年、年3回のツアーを実施し、今回は2015年の春の探検ツアーとして六本木ヒルズ、アークヒルズ、虎ノ門ヒルズで行う。
六本木ヒルズでは5月3日、アートと街の関係を学ぶ親子向けプログラム「アートと文化のヒミツ探検ツアー」を展開する。森美術館で「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」をキュレーターの説明を受けながら鑑賞後、街を歩きながら同施設内に点在するパブリックアートを探検。5月5日のこどもの日にちなんで「かぶと」を作るワークショップを行う。
「シンプルなかたち展」では日本ならではのユニークな「変わりかぶと」も展示される予定で、それを参考にしながら自分なりの「シンプルな形」のかぶとを作り、最後に記念写真を撮る予定。
同社の広報担当者は「これまで何度も開催してきたが、これだけワークショップに力を入れるのは初めてのこと。リニューアルしたばかりの森美術館を体験してもらえるのも貴重な機会になるのでは」と話す。
開催時間は10時~12時と13時30分~15時30分。各回20組40人が定員で、参加希望者は専用フォームから申し込みが必要(今月22日まで。応募多数の場合は抽選)。参加無料。
そのほかのプログラムは、アークヒルズで5月9日に開催する「環境とみどりのヒミツ探検ツアー」、虎ノ門ヒルズと愛宕グリーンヒルズで5月10日に開催する「野鳥の専門家と行くバードウオッチングツアー」を予定する。