サントリー美術館(港区赤坂9)が来年1月5日、子ども専用の美術館になる「まるごといちにち こどもびじゅつかん!」を開催する。
「難しいと思われがちな日本美術をもっと気軽に楽しんでもらいたい」という思いで2014年夏に初開催し、今回で2回目となる同イベント。休館日の美術館を「子ども専用」として小中学生とその保護者に開放し、展覧会の鑑賞だけでなく、さまざまな教育普及プログラムを展開する。
主なプログラムは、現在開催中の展覧会「水 神秘のかたち」展を鑑賞するときのヒントを盛り込んだ「わくわくたんけんシート」、進行役のスタッフと一緒に発見したことや感じたことを自由に話す「対話式鑑賞」、サントリー美術館ならではの建物を中心とした「ひみつ」を紹介するツアー、水に関連したテーマの絵を描く「おえかきびじゅつかん」、水の流れる形を紙に写し取る「墨流し」体験、点茶席(指定の木曜に営業)以外では非公開の茶室「幻鳥庵(げんちょうあん)」で解説を聞きながら季節の和菓子とお抹茶を楽しむ体験(参加費1,000円)など。
同美術館の子ども向けキャラクター「ツル太」と一緒に写真を撮るサービスや、簡単な工作ができるスペースなども用意する。
「お子さま連れでの美術館鑑賞にためらいがちな保護者の方も、この機会に来館いただければ」と広報担当者。
開催時間は10時~17時。入場無料。