国立新美術館(港区六本木7)などで2月3日から、「第19回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展」が開催される。
文化庁メディア芸術祭は、文化庁がアート、アニメ、漫画など優れたメディア芸術作品を顕彰し展示する催しで、今回が19回目。同祭では応募作品の中から、アート部門、エンターテインメント部門、アニメーション部門、マンガ部門の各部門について大賞、優秀賞、新人賞、審査委員会推薦作品をそれぞれ選出。受賞作品展で展示、上映を行う。
メーン会場となる同館では、受賞作品を中心に幅広いジャンルのメディア芸術作品の展示やシンポジウム、ワークショップなどを開催。今年のサテライト会場は3つで、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(六本木6)ではアニメーション作品などの上映を、スーパー・デラックス(西麻布3)ではトークとライブパフォーマンスを、セルバンテス文化センター東京(千代田区)では、アート部門優秀賞の「Ultraorbism」の上演をそれぞれ行う。
会期中開催されるイベントの一部は事前申し込みによる定員制で、開催前日の17時までに申し込みが必要。TOHOシネマズ六本木と国立新美術館での上映は、アニメーション部門大賞の「Rhizome」を含む「プログラムA」、同優秀賞の「花とアリス殺人事件」、同新人賞の「台風のノルダ」、同審査委員会推薦作品の「バケモノの子」、エンターテインメント部門新人賞の「ほったまるびより.」を含む「プログラムE」、アート部門新人賞の「Gill & Gill」を含む「プログラムF」など16プログラムで、TOHOシネマズ六本木開催のものは事前申込制。
エンターテイメント部門大賞の「正しい数の数え方」は同館展示企画室2Eで毎日パフォーマンスを実施(自由参加)、2月3日・4日には、受賞作家のプレゼンテーションと作品の実演を行う「ラウンジトーク&ライブパフォーマンス」(全4回、自由参加)を開催する。
イベントはほかに、功労賞を受賞したハードウエア開発者の上村雅之さんらが登壇するシンポジウム「テレビゲームの時代:世界へ羽ばたく日本のゲームとアニメーション」、プログラミングツール「ビスケット」を使った子ども向けのワークショップ(以上事前申込制)など。マンガ部門の受賞作品・審査委員会推薦作品の全巻などを自由に読むことができる「マンガライブラリー」も開設する。
国立新美術館の開館時間は10時~18時(金曜は20時まで)2月9日休館。入場無料。2月14日まで。