![最優秀賞の「ロボットダンス・ペア」(フライスタイド)](https://images.keizai.biz/roppongi_keizai/headline/1459314275_photo.jpg)
8回目を迎えた「六本木デザイナーズフラッグ・コンテスト2016」の全入選作品が3月29日、六本木商店街振興組合(港区)が運営するサイト「ラクティブ六本木」に公開された。
アート&デザインのまちづくりプロジェクトの一環として行われている同コンテスト。今年のテーマは「ダンス」で、静や動、個や集団、躍動感、象徴、リズム、アート、スポーツ、娯楽など、「ダンス」からイメージするあらゆるものを対象に、「クラブダンス」発祥の地として、さまざまなフラッグデザインを昨年9月に募集した。
北海道から沖縄まで全国30都道府県の16歳から72歳まで、幅広い層から多数の応募があり、日本グラフィックデザイナー協会の協力で、長友啓典さん、葛西薫さん、廣村正彰さんによる審査会を昨年11月26日に開催。入選作品138点を選出し、特に優れた作品に協賛各社の選定も交え、8作品に賞を与えた。
最優秀賞に選出されたフライスタイドの「ロボットダンス・ペア」は、「断トツ」と満場一致で決まったプロの作品。ロボットを想起させる直線のみを使って自然発生的に生まれた踊りの情熱の色を表現したという。
「コンテストが始まった当初は『六本木』という字面を意識した作品が多かったが、最近はこだわらず、六本木の雰囲気はありつつテーマそのものを表現していて、それがいいと(審査員たちは)語っていた」と六本木商店街振興組合の臼井さん。「応募者は年々増え、カリキュラムとして取り入れ毎年チャレンジする学校やプロのデザイナーもいれば、初めてチャレンジする一般の方も多く、よいバランスだと思う」とも。
全作品は現在六本木交差点を中心とした街路灯に掲載され、「アート・デザインのまち六本木」を彩っている。
掲載期間は最長でゴールデンウイーク明けまで。