六本木交差点近くのV2 TOKYO(港区六本木5)で7月29日、「自衛隊ベストボディ2017」が開催された。
初開催となる同イベントは、自衛官として勤務する男性の中から身体の健康美ナンバーワンを決めるコンテスト。陸・海・空の自衛隊に所属する、10~50代の59人の自衛官が参加した。
特別審査員(80%)と一般観客(20%)による投票制で、予選から勝ち抜いた陸・海・空それぞれ5人の中からグランプリ、さらに総合グランプリを決定した。審査は、会場ステージ中央にて1人ずつ行われるポーズによって評価が決まり、筋肉美だけではなく、ウオーキングや見せ方、知性品格などの5項目を中心に行われ、同大会ならではの「敬礼」ポーズも取り入れられた。
会場には出場者の家族や職場の同僚、自衛官ファンの女性など約400人の観客が来場。大きな声援に後押しされ、4時間にわたる審査が行われた。
総合グランプリを獲得したのは、陸上自衛隊に勤務する森光慶さん(29)。筋肉のつき方のバランスの良さや、ポージングの際のしなやかさと力強さ、そして爽やかな笑顔が決め手となり、審査員の満場一致で優勝を果たした。
「昨年の冬から大会を意識してトレーニングしてきた。単純に筋肉をつけるだけではなく、美しく見せるためにトレーニングも工夫した」と森さん。「今後の災害派遣などの仕事でも、トレーニングの成果を発揮していきたい」と自衛官としての意気込みも語った。
同イベントを主催する「自衛隊ベストボディ部」事務局の清水謙五さんは「自衛隊を身近に感じてもらうきっかけになればうれしい」と話し、来年の開催に向けて取り組んでいくという。
大会結果は、陸上自衛隊の部1位=森光慶さん(29)、2位=長谷寮さん(22)、3位=末原由都さん(23)、海上自衛隊の部1位=椎名迅さん(22)、2位=馬場裕さん(28)、3位=上村涼也さん(21)、航空自衛隊の部1位=村上祐樹さん(29)、2位=加藤春樹さん(39)、3位=守屋俊一さん(34)。