西麻布に拠点を置く「honestbee(オネストビー)」(港区西麻布3)が買い物代行サービスを開始して2カ月がたった。
シンガポールに本社を置き、アジアを中心に世界8カ国にサービスを展開する同社。日本には今年7月に初進出し、西麻布に拠点を構えた。「地域社会に貢献する」をモットーにしているという。
利用者がオンライン上の専用サイトから注文すると、スタッフである「コンシェルジュショッパー」が指定された場所と時間で買い物をして商品を届ける。対象は、港区、渋谷区、目黒区、品川区、大田区、世田谷区、新宿区、中央区、千代田区、江東区にあるスーパーや商店街にある店舗など。配達先も同10区。配達時間は最短で1時間以内という。
同社マネジャーのサンパス・ビベックさんは「日本はほかのアジア地域とは違い、料理や掃除、買い物などの家事全般を家政婦(ハウスキーパー)に任せる習慣がなく、比較的経済的に余裕のある方でさえ自分で行うことがほとんど。忙しいライフスタイルを送っている人に少しでも余裕のある生活を送っていただきたい」と話す。
「特に六本木地区には生鮮食品スーパーが少なく店舗同士が離れており、居住者で車を持っている人は少ない。子どもを持つ人や忙しいビジネスパーソン、日本在住の外国人、シニア層などはきっと役に立つので利用していただきたい」とも。