六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリー(港区六本木6)で現在、「THE ドラえもん展 TOKYO 2017」が開かれている。
縫い合わせた牛皮にクレヨンで描いた鴻池朋子さんの作品「しずかちゃんの洞窟(へや)」
1970(昭和45)年の誕生以来、国内外で愛される存在となった「ドラえもん」。同展は、2002年に開かれた「THE ドラえもん展」の続編となる。「あなたのドラえもんをつくってください」という主催者の提案を受けた総勢28組のアーティストがさまざまな発想や技法で制作した「ドラえもん」を展示する。
前回も参加した村上隆さん、奈良美智さん、蜷川実花さん、福田美蘭さん、森村泰昌さんをはじめ、会田誠さんや山口晃さんなど国内外で活躍するアーティストや、この15年間で頭角を現した作家まで、幅広い世代のアーティストが参加している。
同展を監修した美術史家で明治学院大学教授の山下裕二さんは「前回の展覧会から15年がたち、日本の現代アートの裾野は大きく広がっている。国民的キャラクター『ドラえもん』と、最先端の現代アートのコラボレーションの魅力に触れていただければ」と来場を促す。
開催時間は10時~20時(火曜は17時まで)。入場料は一般=1,800円、中学生・高校生=1,400円、4歳~小校生=800円など。来年1月8日まで。