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東洋英和女学院で村岡花子没後50年講座 「赤毛のアン」翻訳で知られる

第1回講座に登場する佐佐木幸綱さん

第1回講座に登場する佐佐木幸綱さん

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 東洋英和女学院大学大学院(港区六本木5)で10月13日から、村岡花子没後50年を記念した特別講座が開催される。

第2回講座に登場する三枝昻之さん

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 村岡花子は1893(明治26)年生まれ、同校出身の翻訳家および文学者。児童文学の翻訳を多く手掛け、「赤毛のアン」の作者として知られるカナダの小説家L・M・モンゴメリや、アメリカの小説家であるエレナ・ポーター、ルイーザ・メイ・オルコットなどの翻訳を手掛けた。

 特別講座は4回に分けて実施する。第1回は「短歌・佐佐木幸綱門下と『心の花』」をテーマに歌人、国文学者の佐佐木幸綱さんと作家の村岡恵理さん、第2回は「村岡花子と短歌」をテーマに歌人・文芸評論家の三枝昻之さんを迎える。第3回は「村岡花子と東京婦人会館」をテーマに同校史料室の松本郁子さん、第4回は「人間科学科 花子プロジェクトをはじめて」をテーマに副学長の佐藤智美さん、作家の村岡恵理さんが登壇する。

 同校生涯学習センター事務室事務長の崎村敏彦さんは「特別講座では、村岡花子さん、柳原白蓮さん、片山廣子さんが短歌を師事した佐佐木信綱さんの子孫に当たる佐佐木幸綱さん、および宮中歌会始選者である三枝昻之さんを招いて、村岡さんと彼女が生きた時代を考察する」と話す。

 「後半の講座では、社会活動においても顕著な活躍をした村岡さんの知られざる業績を紹介し、さらには村岡さんの社会奉仕の精神を引き継ぐべく、現在本学人間科学科において展開している『花子プロジェクト』(養護施設の子どもに高等教育の機会を開く取り組み)を取り上げる。講座の内容に興味ある方はもちろん、港区に在住・在職・通学されている方には足を運んでほしい」とも。

 開催日は、第1回=10月13日、第2回=10月27日、第3回=11月17日、第4回=12月8日。開催時間は各日14時~16時。受講無料。各回の2週間前までに、生涯学習センターへファクス(FAX 045-922-9701)かメールで事前申し込みが必要。「第1回の締め切り日は過ぎているが、興味がある方は一度問い合わせてほしい」と崎村さん。

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