春のイベント「さくら祭り」が現在、「IZUMI GARDEN」(港区六本木1)で開催されている。
六本木の「街の価値の維持向上」を目指す取り組みの一環として、毎年行われている同企画。六本木一丁目駅を中心に広がる東西の街区を舞台に、桜をモチーフにしたアートなどで彩る。
西側街区は、アーティスト集団「MIRRORBOWLERS」デザイン監修によるアートオブジェ「桜玉」を設置。和紙とミラーボール使い、幻想的な光の空間を表した。「住友不動産六本木グランドタワー」に入居する「テレビ東京」によるVRを活用した体験型アトラクションも用意した。東側街区では、全長1キロ、約220本の桜並木の夜桜ライトアップを行う。
「MIRRORBOWLERS 家元」の打越俊明さんは「『桜玉』は、手漉き(てすき)の和紙からフレーム一つ一つ手作業で製作し、関わっていただいた皆さんの『見ていただく方々に感動を伝えたい』という純粋な思いと、人の手による温かみが玉となった作品となっている。力強い生命力、循環、春の息吹をイメージした。見るというよりも体感していただき、少しでも心に届く光となればうれしい」と話す。「来街される老若男女の方々に、それぞれの視点で見る桜玉を中心に和を広げてほしい」とも。
入場無料。4月20日まで。