アートを通じて多様性の意義を伝える「LOVE LOVE LOVE LOVE 展プレイベント」が7月14日・15日・16日、東京ミッドタウン(港区赤坂9)ホールAで開催される。
展示する宮川佑理子さんの作品 《Untitled》(2013年)Courtesy of the artist and KOBO-SYU
同展は2020年夏の東京オリンピック・ パラリンピックの開催時期にあわせて、約2カ月間にわたり東京・お台場の船の科学館で開催する展覧会「LOVE LOVE LOVE LOVE 展」のプレイベント。翌年の展覧会に向け、国内外のさまざまな作家によるトークイベントやワークショップ、作品展示などを行う。
トークイベントでは、7月14日は「ユニバーサルデザインをみんなで考えよう!」と題し、グラフィックデザイナーの廣村正彰さんと岡本健さん、建築家の貝島桃代さんが登壇。翌15日は「愛についての 2、3 の断章」と題し、作家の小野正嗣さんと西加奈子さん、キュレーターの小澤慶介さんが登壇する。
作品展示ではピーター・マクドナルドさんや井村ももかさんなど、表現の領域や性別、世代を超えた16人の作家によるドローイングやオブジェ、アニメーション、パフォーマンス映像など、計73作品を展示。山形県の児童施設「キッズドームソライ」によるさまざまな素材や道具を自由に使ってものづくりを体験できるワークショップや、作家の占部史人さん、西尾美也さんと一緒に作品を作れるワークショップ(事前申し込み制)も開催する。
広報担当者は「会期中は工房集(埼玉県)や、やまなみ工房(滋賀県)、るんびにい美術館(岩手県)で活動する作家の公開制作も実施する。作品が生み出される瞬間を間近に体感していただけたら」と来場を促す。「ジャンルを超えた作家を迎え、感覚に従い、トライ・アンド・エラーを経て、それぞれの表現にたどり着いた作品を通して、愛と創作の深いつながりをひもといていければ」とも。
開催時間は10時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。