企画展示「見たことがないブリューゲル~巨大3スクリーンによる映像の奇跡~」が9月10日から、六本木ヒルズ「ヒルズカフェスペース」(港区六本木6)で開催される。
「洗礼者聖ヨハネの説教」1566年 油彩 ブダペスト 個人蔵 © IRPA
ピーテル・ブリューゲル没後450周年記念イベントとして開かれる同展。ブリューゲルは16世紀に活躍したブラバント公国(現在のオランダ)の画家で、「バベルの塔」などの作品を手掛けたことで知られる。
今回の企画では、会場内に大型スクリーンを設置し、ブリューゲルの3作品「反逆天使の転落」(1562年)、「ネーデルラントの諺(ことわざ)」(1559年)、「洗礼者聖ヨハネの説教」(1566年)を事細かに映し出し、3作品をモチーフにしたドラマも流す。ブリューゲルの作品の中には、肉眼では確認しづらいほどに細かく描かれている絵もあるため、ブリューゲルの世界観をより深く楽しめるという。
森ビルタウンマネジメント事業部の渡邉茂一さんは「ブリューゲルファンはもちろんのこと、なじみのない人にも来場をお勧めしたい、名画に隠された秘密を発見できる映像空間となっている」と話す。「入場無料で上映時間は12分なので、ランチタイムや仕事終わりに気軽に立ち寄ってほしい」とも。
開催時間は11時~23時。9月16日まで。入場無料。