三井不動産などのコンソーシアムは、2007年春オープン予定の複合開発施設「東京ミッドタウン」内にデザイン交流拠点「東京ミッドタウン デザインハブ(仮称)」を創設する。「東京ミッドタウン デザインハブ」はデザインに関する人材育成や産学協同プロジェクトの推進などを目的とした情報発信拠点として、同施設「ミッドタウンタワー」5Fへ日本唯一の総合的デザイン振興機関である財団法人日本産業デザイン振興会(JIDPO)や社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が移転するのをはじめ、「九州大学芸術工学デザイン戦略拠点(仮称)」の設置などが行われる。JIDPOは、米・イリノイ工科大学やデルフト工科大学など世界5ヵ国の大学と日本の産業やデザイナーを結びつける「インター・ナショナル・デザイン・リエゾン・センター」も発足させ、セミナーやシンポジウムの開催などを開催するとしている。社会的にデザインへのニーズが高まる中で、同施設がデザインに関する一大情報発信拠点となって、「才能を輩出する場」となることが期待される。
東京ミッドタウン