ヤフー(六本木6)は2006年度より、同社社員を国内の大学へ派遣した講義を始める。同社はこれまで、大学講師を招いた「先端研究セミナー」を社内で開催するなど産学連携を進めており、今回の試みについて同社は「今年度、設立10周年を迎えたことを受け、これまで事業を展開してきた中で蓄積した技術やノウハウを社会に還元することを目的に実施する」としている。実施する大学は「東京大学大学院 情報学環コンテンツ創造科学産学連携教育プログラム」「京都大学工学部情報学科」「早稲田大学メディアネットワークセンター」の3校。講義内容は各大学により異なるが、早稲田大学では4月14日より「Web検索技術」、東京大学では7月24日より「コンテンツビジネス」、京都大学では6月23日に「Web検索における日本語処理」をそれぞれ軸として、同社の各エキスパートにより講義が行われ、最終的にポータルビジネスについて学ぶ。なお、早稲田大学の講義資料は、Web上で講義情報を無償で公開するプロジェクト「OCW(オープンコースウェア)」上で一般公開される予定。
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