企画展「和菓子のかたち〇△□」が現在、東京ミッドタウンの「とらや 東京ミッドタウン店」ギャラリー(港区赤坂9、TEL 03-5413-3541)で開催されている。
年間を通してさまざまな展示・イベントを行う同所。2月25日に始まった同展は、「〇(まる)△(さんかく)□(しかく)」をテーマに、とらやの菓子から「饅頭(まんじゅう)=〇」「水無月(みなづき)=△」「羊羹(ようかん)=□」など、造形や発想のおもしろさが感じられるものを選び紹介する。
「〇の菓子」コーナーでは丸い形の「巻水」や「曙(あけぼの)」、「△の菓子」コーナーでは三角形の「花衣」や「巳(み)」、「□の菓子」コーナーでは「風の薫」などの菓子の画像とともに菓子をイメージさせる四季折々の風景や工芸品などをパネルで紹介する。
会場の中央に位置する「ここにも〇△□」のコーナーでは、1918(大正7)年に制作された現在の商品カタログに当たる「菓子見本帳」から、さまざまな〇△□のデザインを選び、バナーにレイアウトしたスタイルで紹介する。
とらや広報担当の小谷由香里さんは「同じ丸い形の菓子でも、しっとりとしたじょうよ饅頭やそぼろをつけたきんとんなど見た目はさまざま。美しい四季折々の風景や錦絵などの写真パネルを菓子の意匠と見比べながら楽しんでほしい」と話す。
現在の展示時間は11時~20時。入場無料。6月30日まで。