企画展「お米と和菓子」が現在、東京ミッドタウンの「とらや 東京ミッドタウン店」ギャラリー(港区赤坂9、TEL 03-5413-3541)で開催されている。
年間を通してさまざまな展示・イベントを行う同ギャラリー。9月2日に始まった同展では、「お米」をテーマにさまざまな展示物を企画する。とらや広報担当者の小谷由香里さんは「今回は和菓子に用いる米を、とらやならでは目線で紹介する」と話す。
会場では5つのコーナーで紹介する。「お米はこんなところに使われている!」コーナーでは、和菓子の生地から表面の飾りまで、どこに米が使われているかを図解で紹介。「お米マップのコーナー」では、とらやで使う10種類以上の米粉や、もなかの皮といった米製品を、会場の中央に置かれた展示台を全面使ったオリジナルマップで紹介する。
ほかにも、うるち米からできる新粉、もち米からできる新引粉の両方を使ったとらやの生菓子「初霜」の製造の様子を動画で紹介する「お米の和菓子ができるまで~『初霜』」、江戸時代の菓子製法書に記された白玉粉の話や、米を原料とした和菓子以外の製品などを「米知識」として紹介する「知ってる?豆知識ならぬ米知識!」コーナーも設ける。
小谷さんは「米は、和菓子の味わいや食感、意匠を表現するのに欠かせない材料。とらやでは、10種類以上の米粉を使い分けている。ギャラリー中央の『お米マップ』では、その多種多様さを一望できるので見てほしい」と話す。
展示時間は11時~21時。入場無料。2023年1月11日まで。