企画展「描かれた江戸城」が現在、都立中央図書館(港区南麻布5、TEL 03-3442-8451)で開催されている。
1973(昭和48)年に開館した同館。これまで、スポーツや歴史、地理、アートなどさまざまな分野の中から一つのテーマを設けて企画展を開いてきた。今回は、都内の文化財をより近くに感じられる企画「東京文化財ウィーク2023」の一環で開催。江戸時代に幕府によるさまざまな年中行事や儀式が行われ、江戸の名所としても親しまれていた「江戸城」をテーマに設けた。
展示は3章に分かれており、第1章では江戸城のシンボルである天守、第2章では浮世絵の中で描かれた江戸城での年間行事や儀式の様子、第3章では名所として描かれた江戸城について紹介する。江戸城に関するクイズ企画も実施しており、クイズに回答した人全員に記念品を進呈する。
同館職員の長谷川和美さんは「江戸城に関する重要文化財はもちろん、江戸時代から明治時代にかけて制作された浮世絵など、普段はなかなか見ることのできない当館の貴重資料の数々を展示している」と話す。「歴史好きの人はもちろん、古いものに興味がある人にも訪れてほしい」とも。
開館時間は10時~20時45分(土曜・日曜・祝日は17時30分まで)。入館無料。11月12日まで。