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六本木に日本料理店「和合藝術」 農家招いたイベントも企画

亀岡牛を使った料理

亀岡牛を使った料理

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 六本木の日本料理店「和合藝術(げいじゅつ)」(港区西麻布4、TEL 03-6434-1271)が3月18日、オープンから半年がたった。

コース料理の最後に提供する抹茶

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 面積は約70平方メートル。席数は、カウンター席=10席、テーブル席=8席の計18席。「茶懐石料理」をテーマに、昨年9月18日にオープンした。食材は季節によって変え、これまで京都産の亀岡牛や京都の生産者から直接仕入れたタケノコなど国内産の食材を使い、茶は京都や福岡産の抹茶などを使う。器は唐津焼の皿や輪島塗漆器などを採用する。漆器職人や農家をゲストに招いたイベントを不定期的に開催している。

 店主の岡部健太郎さんは約25年前に飲食の世界に入り、約15年前に独立を考えてからは六本木の和食店や恵比寿の肉割烹料理店などに勤務。約2年前からは茶教室にも通い始めた。

 提供するメニューは、餅米を蒸した「飯蒸し」や揚げ物、水菓子など11品から成る2万円のコースと、お碗、焼物、揚げ物など9品から成る1万5千円のコースを用意し、それぞれ最後には抹茶を提供する。アルコールは日本酒とワインなどを用意する。

 岡部さんは「生産者の思いがこもった魚介や野菜、肉などの食材、作家が作る器、花や掛け軸といった設(しつら)え、店の造作などや、お客さまとお客さま、お客さまと店とが一体となって作り上げる素敵な時間が組み合わさって総称して芸術だと考える。料理を取り巻くストーリーや背景を、店を通じて多くの人に知ってほしい」と話す。「茶懐石の文化を、肩肘張らずに寛(くつろ)いで楽しんでいただける店にした。気になる人は気軽に問い合わせてほしい」とも。

 営業時間は17時30分~23時。予約制。

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