飲食業のシーズサンク(渋谷区)は3月28日、六本木交差点近くに日本各地の郷土料理を提供する「六本木 倭玄(わげん)」(港区六本木3、TEL 03-5770-8785)をオープンした。
同店は、2004年9月に恵比寿に初出店した「恵比寿倭玄」、2006年8月に開店した「代官山倭玄」に続く3号店。店舗面積=26.88坪、客席数は個室、カウンターを含む計50席。内装は既存店と同様に和家具や欄間、建具を使い古民家風に演出しており、京都祇園風のカウンター(22席)や掘りごたつ式の個室(4室)も用意する。
メニューは、全国各地の郷土素材を産地直送で取り寄せたものを調理した創作郷土料理で、京都の老舗から直送の本にがり豆腐を使用した「とようけ屋山本の豆腐と湯葉の盛り合わせ」(900円)、「黒はんぺんの炙り焼きからすみ風味」(900円)、「大根千六本と幻の茸『りこぼう』のサラダ」(850円)、「べっこう寿司」(1,200円)などを提供する。ドリンクはビールやワイン、カクテルのほか全国の地酒や本格焼酎、梅酒などを揃える。平均客単価は5,000円~7,000円。同社広報担当者は「既存店は比較的若い層が顧客として多いが、六本木は『大人のための隠れ家』として、30代以上のアダルト層をターゲットに展開する」と話す。
営業時間は、月曜~土曜=18時~翌4時30分、日曜・祝祭日=18時~24時(翌日が祭日の場合は翌4時30分まで)。同社は今後、同業態の多店舗展開を目指す。(写真=店舗内観)