東京ミッドタウン内のデザイン施設「21_21 DESIGN SIGHT」(港区赤坂9、TEL 03-3475-2121)で1月26日より、「200∞年(にせんはちねん)目玉商品」展が開催される。
同展は、同施設が「優れた視力」を意味する「20/20 Vision(Sight)」という言葉を元に命名されたことにちなみ、「優れた視力」や「目」をテーマに設定し、参加企業24社とクリエーター11組との共同制作により、21世紀のものづくりのあり方を探る企画。「目玉商品」という展覧会名はアーティストの横尾忠則さんが名付けた。展覧会のディレクターを務めるのは、アーティストの日比野克彦さん、雑誌「ソトコト」編集長の小黒一三さんなど。
KDDI、凸版印刷などと小黒さんが共同制作した作品は、ケニアのマサイ族をテーマに、凸版印刷の「E-POP(電子POP)+おサイフケータイ リーダ/ライタ システム」とauの携帯電話などを利用し、マサイ族の視力を追体験できるもの。日産自動車はアーティスト集団「プラプラックス」と共同で、駐車の際の死角をなくす「アラウンドビューモニター」を体験できる作品「Me-Boshi」を制作した。各作品のキャプションには、日比野さんの特徴的なモチーフである段ボール紙が使用されている。
開催時間は11時~20時(入場は19時30分まで)。入場料は一般1,000円ほか。火曜定休。3月16日まで。
21_21 DESIGN SIGHTでは今後、1周年を迎える3月30日より、同施設ディレクターの三宅一生さんによる企画展「XXI c. - 21世紀人」の開催を予定する。
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