六本木ヒルズ近くの住宅展示場を会場にしたユニークな現代アートの展覧会が5月19日より開催されている。
若手現代アート作家などで組織する「団・DANS(だんだん)」が開催する「The House展-現代アートの住み心地-」では、港区・西麻布の日本ホームズ住宅展示場(西麻布3)を会場に、約60組の作家が作品を披露する。
同展では、敷地内の4棟のモデルハウスを舞台に、リビング、キッチン、バススペースなどの日常的なスペースに、絵画、彫刻、写真、ビデオなどの作品を設置する。モデルハウスは既に取り壊しが決定しており、作品の中には床に穴をあけ、大型のインスタレーションを展開するなど思い切った展示を行うものも見られる。
「団・DANS」は2005年に結成。毎年、銀座のテーラーや「シャネル銀座」(中央区)の「ネクサスホール」などを会場に、若手作家の展覧会を開催してきた。「都心で作品を見てもらえるチャンスがない」という若手作家の思いからスタートした展覧会を通して、ギャラリーに見いだされる作家も誕生しているという。
展示作品の大半はオークション形式での販売を行っており、会期中の入札終了後に落札者を決定。作家が落札者に直接作品を届ける。落札額の90%は作家の収入となり、残り10%は展覧会の運営費になるという。
開催時間は11時~17時。入場無料。会期中無休。5月29日まで。
六本木けやき坂下に新スポット-ギャラリー&カフェの複合店(六本木経済新聞)神楽坂のホテル「アグネス」、客を泊めずに客室31室をアート空間に渋谷パルコ地下駐車場に巨大パーティー空間-雑誌発売記念で(シブヤ経済新聞)