西麻布で建築家とデザイナーの企画展-共同住宅の製作過程を紹介

3人が完成させた集合住宅プロジェクト「千歳烏山」(写真はイメージ)。

3人が完成させた集合住宅プロジェクト「千歳烏山」(写真はイメージ)。

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 西麻布の「ギャラリー ル・ベイン」(港区西麻布3、TEL 03-3479-3843)で現在、3人の建築家とデザイナーによる企画展「X-SCAPESデザイン-自然と建築の複合した風景-」が開かれている。

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 同展は、クリスティアーノ・トラルド・ディ・フランシアさん、添田浩さん、荒知幾さんの建築家3人とデザイナーによる「X-SCAPESデザイン」をテーマにした2つのプロジェクトを展示するもの。3人が中心となって活動している「S.A.T.ビルディングワークショップ」では、プロジェクトごとにワークショップを開き、議論を重ね、「個を超えた個の複合体としての相乗的なデザインの可能性」を試みる。

 会場では、同ワークショップによる集合住宅プロジェクト「千歳烏山」(2009年3月竣工)が完成するまでの過程もショートフィルムで紹介。3人がフランシアさんのアトリエに集まり、基本デザインを完成させ、周辺の環境を考慮した「庭園のような住宅」をどのように完成させたかを見ることができる。

 そのほか、3人それぞれが考える「X-SCAPESデザイン」の新作家具を宮元茂紀さんが制作した作品を展示する。完成したプロジェクトの紹介を通してX-SCAPESデザインの概念やこれからの建築やデザインのあるべき姿を提案する。

 開廊時間は11時~19時(最終日は17時まで)。月曜休廊。入場無料。9月4日まで。

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