芝公園近くの東京グランドホテル（港区芝2、TEL 03-3456-2222）で11月8日から、本格的な座禅を出勤前に学ぶことができる「朝活禅 vol.4」が始まる。主催は曹洞（そうとう）宗総合研究センター（港区芝2）。

「茶話会」の様子

　同企画を始めたのは2年前の2010年。「座禅会はいろいろな寺で行っているが、参加者のほとんどは60歳以上、もっと若い人たちに座禅に触れてもらいと思っていた。当時『朝活』というのが流行（はや）りだしていたので、都心のホテルで座禅会をやれば出勤前の会社員の方にも参加していただけるのではないかと考えて始めた」と、同センターで「朝活禅」プロジェクトを担当する関水博道さん。

　当日はまず、座禅についての説明などを15分行い、その後座禅を約20分、最後に写経や掃除などの修行体験を20分ほど行う。プログラム終了後は茶話会を開き、僧侶や参加者とさまざまな話題について話すこともできる。

　「参加者は30代から40代が中心で、女性がやや多い。六本木など近辺に勤めている会社員がほとんど。参加された方からは『敷居が高いものではないとわかった』『参加した日はその日一日をリフレッシュした気持ちで過ごせる』などの感想を頂く。まだ始めたばかりなので、これからも継続していき、20代などもっと若い世代にも参加していただけるようにしたい」とも。

　参加費は全6回で9,000円。開催時間は7時～8時（その後自由参加の茶話会を開催）。定員は30人で、ホームページから申し込みが必要。