六本木に11月15日、シナモンロール専門店の「CINNABON(シナボン)」と「シアトルズベストコーヒー」のアジア初コラボ店「Cinnabon/Seattle's Best Coffee六本木店」(港区六本木6、TEL 03-5733-5200)がオープンした。経営はブランドパートナーズ(港区)。
「シナボンクラシック」や新しく誕生した小型サイズの「ミニボン」などがズラリと並ぶ
店舗面積は計50坪。席数は、1階=22席、2階=53席。1985年に米ワシントン州・シアトルで誕生し、現在世界51カ国、約900店舗を展開する「シナボン」。1999年に日本1号店がオープンし、ブームとなって店舗網を広げたが、2009年に最後の1店が閉店した。
「シナボンと本格的なコーヒーという相性の良い組み合わせを提供できること、ミニサイズの商品展開に注力したこと、シナボンを再び食べたいというお客さまの声が多くあったことが再上陸に踏み切った理由」と話す同社社長の山口勝浩さん。同店のために栽培・精製された最高級のシナモン「マカラシナモン」を使い、客の目の前で生地作りから焼き上げまでを行うのが特徴で、焼き上がりから30分以内の商品を提供する。
メニューは、定番の「シナボンクラシック」(380円)のほか、小型サイズの「ミニボン」(280円)、持ち運びに便利な一口サイズの「シナバイツ」(320円)なども提供。ドリンクは、カフェラテ(330円~)、ジャバクーラー(420円~)、ドリップコーヒー(280円~)など。コラボ店として本格的なコーヒーやサンドイッチ、サラダなどを提供することで、朝食やランチタイム、ティータイムなど、さまざまなシーンでの利用を見込む。
六本木の立地については、「インターナショナルであり、エンターテインメントも充実しているため、多くの人に楽しんでいただけるのではと期待している」と山口さん。「(シアトルズベストコーヒーは)スムーズで滑らかな味わいが売り。豆のバラエティーも豊富なのでいろいろな味や香りを堪能できる」とも。
オープン時には60人以上が列を作ったが、先頭の夫婦は静岡から駆けつけ9時30分から並んだ。「アメリカに住んでいたときに好きで食べていたが日本から撤退して寂しく思っていた。再上陸を知り、心待ちにしていた」と話す。ジョン・V・ルース駐日米国大使は、「家族全員シナボンが好き。日本で食べられるようになる日をずっと待っていた」と話し、テープカット後、誰よりも早くシナボンを味わった。
営業時間は8時~23時(土曜・日曜・祝日=10時から、日曜・祝日=21時まで)。