東京ミッドタウン（港区赤坂9）デザインハブで4月12日、第39回企画展「（　）も（　）も（　）も展～デザインとまなざし～」が開催される。

各選者が「これもデザイン」と考えるテーマを、黒いフレームの中で表現

　これからデザインに関心を持つ10代から20代の若者たちに向けて、身の回りにあるさまざまな「デザイン」を取り上げ、デザインの持つ楽しさを体感してもらうことを目指す同企画。一般的に「デザイン」とは、ファッションやインテリアなど、形を伴って完成されたものや、ウェブサイトやアプリケーションのように、視覚的に明確なものがイメージされるが、生活の中に「デザイン」と呼べるものはもっと無数にあるのではと、慣れ親しんでいる物事や、思いもかけない所に潜んでいるかもしれない「これもデザインである」と考える物事を選び、展示する。

　選出するのは、affice、エキソニモ、江口宏志さん、菊地宏さん（菊地宏建築設計事務所）、TOO MUCH Magazine、中坊壮介さん・水野大二郎さん、蓮沼執太さん、長谷川踏太さん、福田里香さん、マイク・エーブルソンさんなど、さまざまなジャンルで活躍するデザイナーや編集者たち10人。

　「展示されるものの中には、一般的に『デザインとはかけ離れている』と考えられる対象が含まれるかもしれないが、それらが会場で一堂にされることで、若者のデザインに対する見方や興味を広げ、楽しさを体感できるのでは」と、企画チーム。

　企画・アートディレクションは橋詰宗さん、会場構成は元木大輔さん、言葉のディレクションは江口宏志さん、編集協力・デザインは飯田将平さんが担当した。同展企画者と選者たちによる、10代から20代が参加できるトークセッションやギャラリーツアー、ワークショップなども予定する。詳細はウェブサイトで確認できる。

　開催時間は11時～19時。入場無料。5月12日まで。