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ミッドタウンで「ムサビのデザイン」展-デザインの歴史をたどる200点

椅子やポスターが並ぶ会場

椅子やポスターが並ぶ会場

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 東京ミッドタウン・デザインハブ(港区赤坂9)で10月5日、武蔵野美術大学が所蔵する1950年代から1970年代のポスターや椅子を中心に展示する企画展「ムサビのデザイン 武蔵野美術大学のデザインコレクションと教育」が始まった。

年代ごとに代表的なデザインプロダクトを展示

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 武蔵野美術大学(小平市)は昨年、大学美術館をリニューアル。記念展として同大が所蔵する4万点を超えるデザインコレクションの主要なものを展示する「ムサビのデザイン」展を2度にわたり開催した。同展では、2度の展覧会で展示した作品の中から1950~1970年代の作品約200点を「厳選」して展示する。世界でも有数のコレクションを持つポスターとモダンチェアーをメーンに、時代を象徴する雑誌や玩具なども展示する。

 同5日にはグラフィックデザイナーの廣村正彰さん、同大の柏木博教授、松葉一清教授、田中正之美術館・図書館館長によるオープニングトークセッションが行われた。同展を監修する柏木教授は「日本のデザインが立ち上がっていく時代に焦点を当てた展示にしている。日本のポスターはクリエイター一人一人の個性が非常強く出ているという特徴を持っており、ポスターの歴史は日本のデザインの歴史につながる」と話した。

 トークセッションは今月16日と25日にも行われる予定で、16日は「『デザインの時代』での表現-1950年代-70年代-」と題し、柏木教授、田中館長と同大名誉教授の勝井三雄さん、島崎信さんが登壇、25日は「クリエイティブ・インダストリーのこれから」と題し、柏木教授、南條史生森美術館館長、経済産業省通商政策局の高木美香さんが登壇する。いずれも18時~20時。無料。

 開館時間は11時~19時。入場無料。11月4日まで。

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