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六本木で「カラーハンティング展」-自然や都市に存在する色彩採取、デザインに

カンペールとの協働で制作された「ライオンシューズ」

カンペールとの協働で制作された「ライオンシューズ」

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 東京ミッドタウン(港区赤坂9)の「21_21 DESIGN SIGHT」で6月21日、デザイナー・藤原大さんディレクションによる展示「カラーハンティング展 色からはじめるデザイン」が始まった。

ディレクターの藤原大さん

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 自らのデザインリサーチの中から「カラーハンティング」というデザイン手法を生み出した藤原さん。自然や都市に存在する現実の色を、自ら水彩絵の具を調合してその場で紙片に写し取っていくという「色の採取」からデザインを考えることで、ものづくりのプロセスに関わる人々や、使い手に色の意味や物語を伝え、豊かな色彩環境を広げる。同展では、カラーハンティングを通して色が持つ未知なる可能性を示すとともに、研究者や起業、国内外の教育機関と協働して得た色とデザインの成果も紹介する。

 「デザインは社会の中でとても重要なものになってきた。作り、伝え、地球のことを考えるというライフスキルが必ず必要、なくては生きていけない。一般の人に(デザインの重要性を伝えるときに)何がきっかけになるかと考えたときに、『色』によって見え方が変わっていくのではと思った」と同展の趣旨を説明する藤原さん。

 主な展示は、アフリカのセレンゲティ公園で実際のライオンの色からカラーハントして制作された動く靴「ライオンシューズ」、365日分の空の色のインスタレーションと、それをもとにデザインした本「スカイダイアリー」、日本各地の49種類の水を採取し、水質により染色の異なる49枚のハンカチを作成した「みずいろハンカチ」、自分の唇の色のインクを作成し、そのインクを用いて大切な人に手紙を書く「リップインク」など計19プロジェクト。

 会期中、藤原さんによるギャラリーツアーや、カラーユニバーサル機構・伊賀公一さん、キュレーター・林綾野さん、美術家・村山修二郎さんによるトークショーやワークショップも予定する。

 開館時間は11時~20時。火曜休館。入場料は、一般=1,000円、大学生=800円、中高生=500円、小学生以下無料。10月6日まで。

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