六本木のライブハウス「スーパー・デラックス」(港区西麻布3)が新人のミュージシャンとサウンドインスタレーションアーティストを発掘する公募プログラムを立ち上げ、全国から参加アーティストを募っている。
「世界的な文化創造都市・東京」の実現に向けて、東京都と東京都歴史文化財団が芸術文化団体やアートNPOなどと協力して実施する「東京文化発信プロジェクト」。この一環で開催されるのが、ライブパフォーマンス、インスタレーション、参加型作品などの多彩なプログラムを通して、音と音楽に関わる表現の可能性を探求するフェスティバル「サウンド・ライブ・トーキョー」。今年は、都内ライブハウスなどの企画・運営に携わる団体を対象に企画を公募し、同店を含む2会場の企画が採用となり、「サウンド・ライブ・トーキョー・フリンジ」として紹介する。
今までの活動キャリアや音楽ジャンルは問わず、全てのアーティストを対象に、サウンドインスタレーション1組、ライブパフォーマンス3組の新人アーティストを選出する。審査通過したアーティストには交通費・宿泊費などを保証し、9月29日に予定されている表現の舞台を提供する。当日は、ゲストアーティストとして、サウンド・アーティストの第一人者として国際的な活動を続ける鈴木昭男さんと、日本国内におけるアバンギャルドなミュージックシーンで先駆者的な存在のミュージシャン・灰野敬二さんの演奏を予定する。
同店の担当者は「信念を持って静と動の表現の振り幅を見つめ出演者を選出する。当日会場に集まるたくさんのお客さまに新しい才能と、豊かな表現の歴史が触れ合う刺激に満ちた一夜をお届けしたい。ミュージシャン、サウンドインスタレーションアーティストの皆さんの応募をお待ちしている」と話す。
応募方法はホームページで確認できる。7月17日必着。